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いま収録が終わりました。

今日はFMヨコハマのE-ne!(いーね!)というエコロジーがテーマの番組の収録でした。

出演のきっかけは拙著「ゼロ炭素社会の住まいづくり」の出版で、読んでいただいたディレクターからお声掛けがあり、最初は横浜のラジオに出る意味は無いかなと思いましたが、ボランティア精神で書いた原点に立ち戻り出演させていただきました。

放送は、来週12/7水曜14:00〜で、FMヨコハマ84.7またはradico.jpでスマホでお聞きいただけます。

パリ協定とZEHのことについて一般の方向けに出来る限り分かりやすくお伝えしたつもりですが、少しでも伝われば幸いです。

パリ協定について論じるメディアやコメンテーターが少なく、国内での関心や議論が拡がっていませんが、未来の子どもたちのために少しでもお役に立てれば幸いです。

写真はDJのMITSUMIさんで、手はZEHのZを表していてエールをいただきました。^_^

番組スタッフの皆さん大変お世話になり有難うございました。m(_ _)m
二酸化炭素を排出する経済活動への課税を強化し、結果として二酸化炭素を排出しない経済活動へ誘導するというカーボンプライシングの導入(強化)の検討が本格化します。

この流れはパリ協定を背景にした世界の大きな潮流です。

環境省だけでなく財務省も前向きと聞いてますので、一部の抵抗勢力が反対しても進んで行くと思われます。

手前味噌ですが、カーボンプライシングか住まいづくりに与える影響について、拙著「ゼロ炭素社会の住まいづくり」にも書きました。

二酸化炭素を出さない社会、仕事、暮らしに向けて社会構造全てが転換していきます。
NIKKEI.COM
ZEHの普及の成否がパリ協定に掛かる国内目標の達成の鍵との日経の論説です。

記事の一部に異論があり紹介しました。

記事の中で「ZEHは通常の新築戸建てより300万円程度割高とされる」と書かれていますが、この金額は実態に即しません。

JBNのZEH委員会の調べによれば、日本の住宅着工の大部分を占める温暖地においては、通常の新築戸建て住宅を現行省エネ基準程度とすると、ZEHにするための断熱価格(サッシと断熱材(繊維系))の差額はわずか30万円程度です。

※間取りは国の標準モデル(自立循環型住宅標準モデル120平米)。n=22。

設備は、照明は既にLEDは一般化していますので、後は通常のエコキュート又はエコジョーズ・エアコン・換気扇を設置すればZEH基準はクリアします。

太陽光発電はZEH程度の容量を搭載すれば、FIT(10年間の固定価格買取制度)でお釣りがくるくらいに元は取れます。

容量にもよりますが20年くらいの長い目で見ると、ほぼ確実に30万円以上はお釣りがきますので、結果的には住宅ローンを借りて利息を払ったとしても、一般住宅よりもZEHの方がお客様のライフサイクルコストは割安になります。

これにZEHが一定の高断熱化を実現しているということによる病気になりにくい健康メリットを加えるとZEHがもたらす利益は益々大きくなります。

記事にある300万円という金額はハウスメーカーのメカメカZEHの割高な金額のことであり、断熱と設備のバランスを適切に設計出来る技術力のある工務店さんのZEHはイニシャルで200万円も掛かりません。

ましては長い目で見たら割安どころかお得になります。

この辺りの情報は業界でも十分に認識が進んでいませんので、知見が一般化するよう太陽光発電協会や日本建材・住宅設備産業協会などの業界団体に働き掛けて普及啓発をさらに促進していきたい思います。

※ただしZEH補助事業に採択されるためにはZEH基準ギリギリでは無理で断熱と設備の強化が必要となります。普通に作るZEHはかえってお得ということです。
NIKKEI.COM
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今日の講師は岐阜県立森林文化アカデミーの辻先生で、弊社の設計陣とともに聴講しています。

圧巻だったのはご自宅の省エネ改修事例の報告です。

なんと実際の年間一次エネルギー消費量が16GJ(家電込み、太陽光発電はわずか0.3kw)ということで、ZEHも真っ青の実力でした!

メカメカではなく、高断熱&日射取得、薪ストーブ、簾、ハニカムスクリーン、LED、太陽熱温水器、井戸水、暮らし方などの要素で実現されています。

楽しく学ばせていただきました!^_^
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ZEH支援事業 調査発表会(経産省)に出席しています。

定員900名の会場がほぼ満席で壮観です。

資料は数日後にSIIのサイトで公開されますが、内容について少し紹介しますね。

①ZEHビルダー登録は現時点でも追加が続いていて3,500社超。

②うち2,800社か未申請のため、28年度の補正予算による事業では未申請社を優遇。(いま一次募集中。恐らく二次募集もあります)

③28年度の申請件数は工務店の伸長が目立ち、社数・申請数シェアともに倍増。

④交付決定物件の断熱性能は約半数がG2で高断熱化が進む。(ZEHは断熱軽視ではありません!)

⑤北海道・東北・北信越の普及率は温暖地の約1/3でやむを得ない地域格差がある。(公平性の観点から今後の課題と思います)

⑥ZEHの年間光熱費の全国平均はマイナス2万円。

写真は今回発表された本邦初公開の"ZEHビルダー・マーク"です。

環境省のクールチョイス国民運動と連携してクールチョイスZEHというスローガンで普及が進むことを願います。^_^
揺れてます。

いま東京のホテルに宿泊していますが、建物がギシギシと音を立てながら揺れてます。

5分くらい続いてます。

先週、福島の浜通りを視察したばかりなので津波の恐怖が脳裏をよぎります。

被害が無いことを祈ります。m(_ _)m
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11/18に閉幕しました。

各種報道や現地レポートから、長期的に住宅業界に関係することを整理してお伝えします。

①毎年開催されるCOPに付随して、2018年から「促進的対話」と呼ばれる会合が五年ごとに始まり各国は温暖化対策の進捗報告と同時に目標引き上げに努めなければならないこと。

②2020年までに各国は2050年長期計画を提出しなければならないこと。(今月ドイツ、アメリカ、メキシコ、カナダが先陣を切って提出済み。日本は80%削減目標のみ提出済みだが、その達成のための計画を提出する必要あり)

→日本だけ「促進対話」に協力しないことはあり得ないので日本も2030年に国全体で26%削減(家庭部門は40%削減)という目標の引き上げが必至であり、合わせて2050年までの住宅の新築・既築のゼロエネ施策(省エネでは不十分で目標は平均ゼロエネ)が検討されるということです。

紹介する写真は国際NGOのWWFジャパンのCOP22現地レポートからの引用です。

二℃未満、ゼロ炭素(脱炭素)のためには各国の目標を高めていかねばならない概念が分かりやすく図解されています。
https://youtu.be/asXxrvDOAK0
現地レポートはこちら。
http://www.wwf.or.jp/activities/2016/11/1342504.html
残念ながら日本はまた化石賞を受賞してしまいました。

温暖化対策の足を引っ張る国を国際NGOが選んで発表するこの化石賞の受賞は日本人として耐え難いものがあります。

未来の日本人が現代を考査するときにどのような評価となるでしょうか?

世界の常識やトレンドに反して、政府は産業界支援を優先し、最も二酸化炭素を排出する発電方式である石炭火力発電を国内でも推進し、かつ発展途上国に売りまくっていることが受賞の理由です。

石炭火力発電ではなく、省エネ技術で世界に貢献する日本を目指したいものです。

昨日のシンポジウムでもコメントさせていただいたのですが、日本はアジアの建築物の省エネ化の分野で国際貢献を果たすべきだと思います。^_^
ASAHI.COM
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今日は「2050年目標を見据えた建築物の持続性と高性能化を考えるシンポジウム(in東大)」にパネラーとして登壇させていただきました。

基調講演とシンポジウムのモデレーターは東大元総長小宮山先生(現、三菱総研理事長)で、他にも秋元先生、日建総研、アズビル、パナソニックから登壇されました。

いつもと違って住宅分野だけでなく建築分野の省エネの話題も相当にあり私自身も大変勉強になりました。

住宅部門代表で登壇した私からは2050年既築住宅100%削減(≒平均ZEH化)に向けてBELSを中心とした社会制度の進化の必要性とそれに伴う事業機会(性能向上リノベーション)について提言しました。

小宮山先生は実は私の環境活動のきっかけとなった方です。

と言いますのも、2009年2月、IPCC第四次報告書を受けて東大で開催されたシンポジウムを聴講した際に、主催者の小宮山先生が「人類の未来を救うためにやるべきことがある」とコメントされたことが私の大きな原体験です。

ご縁がまた巡って来て見えざる導きを感じます。^_^
パリ協定では2050年に向けての温暖化ガス削減の長期ロードマップを2020年までに国連に提出することが各国に求められています。

ドイツ、アメリカ、メキシコ、カナダの四ヶ国が先陣を切って提出したそうです。

日本では2050年80%削減という目標値は決まっていますが、そのロードマップの議論は現在進行中です。

その議論の中で、民生部門、家庭部門も劇的な省エネが求められるのは必至です。

家庭部門は恐らく既築を含めて2050年100%削減が目標になると思われます。

議論を始めるべき時期に来ています!
NEWSROOM.UNFCCC.INT