

ツアーご参加者とともに天然乾燥工場にて
昨日の続きです。
私は5号車を引率したのですが、4号車と5号車のお客様とご一緒に記念撮影です。
後ろに見えるのは、8寸角の通しの大黒柱(8m)です。お客様に使っていただくまで2年余りゆっくりと天然乾燥中です。

樹齢110年の杉の大木
年輪を数えました。なんと約110本。1900年生まれになるわけで、時を越えて建築用材となる大木の杉に感謝したいと思います。
ところで、木は年数を経ると二酸化炭素の吸収量が減少してくるってご存知でしたか?
80年ものの杉は、20年ものの杉の約四分の一の二酸化炭素しか吸収しません。
根拠データは、森林総合研究所のこちらのHPです。
と言うわけで、50~70年ものと伐期を迎えた杉は、伐採して大切に利用し、伐採した後には新たに苗木を植えて、その成長とともに二酸化炭素を吸収してもらう必要があるのです。この循環を維持する森林経営がなされている山林を認証する制度がSGECです。
SGEC森林認証の木による家作りが広く普及することを願ってやみません。

伐倒の実演に見入るツアーの皆様
第25回『森林認証の森』&『市房ダム桜まつり』ツアーが開催されました。
半年に一度の新産グループの恒例行事で、もう25回目になります。
毎回200名近いお客様にご参加いただき、満開の桜とともに春の行楽をお楽しみいただいています。
私も久しぶりに同行することとなり行って参りました。
上の写真は、森林認証の森の木を抜倒し、天然乾燥を始める現場での作業の実演の様子です。高さ30~40mもある見上げるような大木が、メリメリと音を立てながら倒れる姿を皆さん固唾を呑んで見守られました。伐倒の後は、2~3ヶ月の葉付き乾燥(葉からの蒸散作用を利用した木材の乾燥手法)の工程を経て、丸太に玉切りされた後に、新産グループの工場に移送されます。新産グループの工場で、それから1年あまりのさらなる乾燥工程があり、最終的には製材品となり皆様の住まいづくりの材料として現場に運ばれるわけです。要は、今日、伐倒した木は、今からおよそ2年後に建築されるお客様のお住まいに使用されます。
天然乾燥の木材は、人工乾燥と違って、木の成分が抜けることなく、木の良い香りが保たれます。お住まいいただいたあと、木の香りに包まれた癒しの空間の源となるわけです。
ご参加いただいた皆様はそのことを実感していただいたと思います。
色々とご見学いただいたあとは、桜の名所の市房ダムの桜祭り会場でのお弁当タイムです。会場にはなんと大吊橋をわたっていくことになることから、足がすくんでしまうお客様もいらっしゃいましたが何とか皆さん無事に渡りきり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
遠くまで一日お付き合いいただき有り難うございました。新産グループの取り組みについてご理解をの一助となれば幸いでございます。これからも応援を宜しくお願いいたします。

昼食会場には大吊橋経由で

勉強会中のエコワークスのメンバー(皆真剣です!)
本日、午前8時から12時までの4時間にわたり、内容のとても濃い勉強会を開催いたしました。
講師は野池さん(住まいと環境社代表)です。私自身も勉強してきましたが、体系的に教える程には整理出来ていないので、この道の専門家の野池さんにわざわざ大阪から来熊頂きました。
この4月1日から改正省エネ法が施行されます。
地球温暖化対策に向けてかなり意欲的な改正がなされています。
個人的には拍手喝さいを法案を策定された方々に送りたいという想いです。
といいますのも、改正点はいくつかありますが、改正というよりも新設された法律として次のような内容のものがあります。
「住宅会社が新築する戸建住宅の省エネ性能について、その住宅の一次エネルギー消費量を算出し、一定の基準をクリアするよう促す措置が導入されました。」
詳しくはここではとてもご紹介出来ませんが、これにより住宅の省エネが急速に進んでいくと思われます。
(詳しくお知りになりたい方はこちら。)
従来の住宅の省エネ性は、いわばQ値(熱損失係数)とC値(相当隙間面積)でのみ説明されてきました。法の枠組みがそうだったために、私も以前から、この二つの係数をお客様にご説明しておりましたが、これからは、これらの要件に加えて、住宅に設置されている設備(冷暖房、給湯、照明、換気など)が使用するエネルギーを一次エネルギーに換算して算出し、J(ジュール)表示し、5年後の2013年度末までに、一定の基準をクリアしなければなりません。
実は、クリアしなければならないのは、年間に150棟以上の建売住宅を販売する事業者が販売する建売住宅だけなのですが、恐らく、近い将来、この法律は一般の注文住宅事業者にも適用される方向だと思いますし、地球温暖化対策を進める意味でそうあるべきだと思います。
そのようなことから、早速、エコワークスがご提案している住宅の基準一次エネルギー消費量の計算を始めました。
また2013年度の国の目標基準に対しての達成率の表示も始めます。(基準一次エネルギー消費量達成率といい、100%超が事実上の義務化です。)
ご希望のお客様(ご契約者様)には、無料で計算をいたしますので、お気軽にお申し出下さい。
エネルギーコストは超長期的には必ず上昇していきます。
30年後、50年後、100年後にあなたが建築した住宅の省エネ性が低ければ物凄く不経済な住宅がゆえに、住み継いだ人は高いランニングコストに苦しむことになります。一方で、相応の省エネ性を実現していれば、ランニングコストが抑えられ住宅の資産性も高まります。
資源やエネルギーには量的限界があり、それを私達の世代だけが享受するのはあまりにも未来世代に対して無責任だと思うのです。
是非、ぜひ、この視点を忘れずに住まいづくりを検討していきたいものです。
皆さんはどう思われるでしょうか?

WBC優勝(毎日jp/木葉氏撮影から引用)
ついに侍ジャパンがWBCで優勝しました!
良かったですね~。
それにしても凄まじい戦いでした。
重い重い数日間でしたが、ようやく溜飲を下げることが出来たのは私だけでは無いはずです。
因縁の韓国戦、5回も戦いが巡ってくるなんて相当な確率です。
近くて遠い国と言われる韓国です。
予選では、韓国が日本を破った後にマウンドに国旗を立てるなど刺激的な出来事もありました。
日本も初戦のコールドゲームの勝利の後に、マスコミが歴史的大勝と大騒ぎして物議を醸しました。
隣国というのは常にライバルであり、色々な意味で対抗心を持つものですが、歴史的な背景から特に日韓の間の対抗心にはお互いに強いものがあります。
そんな日韓ですが、最近、嬉しいことがあります。
「エコライバルになろう」と、草剛さんとチェ・ジウさん語りかけるテレビCMです。
皆さん、聞かれたことがあると思いますが、引用してご紹介します。
草さん 「草剛です」
チェ・ジウさん 「チェ・ジウです」
草さん 「日本と」
チェ・ジウさん 「韓国は」
草さん 「サッカーだって」
チェ・ジウさん 「野球だって」
草さん 「映画だって」
チェ・ジウさん 「ドラマだって」
草さん 「よきライバル。」
チェ・ジウさん 「環境問題への取り組みも、」
草さん 「競い合って、学びあって、」
チェ・ジウさん 「いっしょに盛り上げていきましょう!」
2人 「エコライバルになろう!」
前向きな発想で、世界平和と地球環境が健全に維持されることを願いたいものです。
皆さんもこのCMを見られて感じられたことがあったのではないでしょうか?

新産住拓本社前の桜
桜がほぼ満開です。
例年よりも随分と早く開花し、すでに満開を迎えています。
週末の”山へ行こうのイベント”は、市房ダムの桜祭りの行楽を兼ねて行うのですが、花びらが散ってしまうのではないかと心配していますが、いずれにしても楽しんで頂けると思います。
今年は、社員スタッフの全員がお客様との打ち合わせが入ってしまい、私が山へ行こうに同行することとなりました。
3年ぶり位の参加になりますが、お客様に、山の癒しを味わっていただけるよう、心を込めておもてなししたいと思います。
ご参加予定の皆様は楽しみにされて下さい。
また未だ参加されたことのないお客様は、半年に一度開催しておりますので是非一度ご参加下さい。次回は秋の紅葉のシーズンに開催いたします。
国土交通省の事業として、「地域住宅モデル普及推進事業」が2月に公募され、エコワークスも大野城モデルハウスの建設計画を応募していたのですが、結果が発表され、本当に有り難い事に採択されました。
本事業は、「地元で生産される木材などの地域建材が活用され、気候風土等の地域特性に配慮された長寿命の住宅供給を促進するため、そのモデルとなるモデルハウスの建設を行う事業を支援することにより、地域の住宅市場の活性化を図ること」を目的としています。
国の定義をほぼそのまま引用すると上記の通りですが、要約すると、地産地消の木造住宅で地域の特性に配慮した長期優良住宅のモデルハウスの見本に補助金を交付するという事業になります。
いわば、エコワークスのモデルハウスが当該地域における住まいづくりの見本となる訳で、モデルハウスは地域の工務店にも開かれた公的な性格を持つものになります。
全国でもかなりの数の応募があったと聞いておりますが、現時点で約25件のモデルハウスが指定を受けたと聞いております。
6月4日の長期優良住宅新法の施行を控え、長寿命という視点で、住まいづくりがこれから大きく変わっていきます。
エコワークスは、先駆けて、長期優良住宅先導的モデル事業に取り組んで来ておりますが、21年度も積極的に取り組んでまいります。条件が合致すれば、一軒あたりに最高200万円もの補助金交付が国からなされ、お客様にとっては相当に有利な制度ですので、是非ご活用をお勧めいたします。詳しくは、担当者又は小生へお気軽にご相談下さい。
本事業は、「地元で生産される木材などの地域建材が活用され、気候風土等の地域特性に配慮された長寿命の住宅供給を促進するため、そのモデルとなるモデルハウスの建設を行う事業を支援することにより、地域の住宅市場の活性化を図ること」を目的としています。
国の定義をほぼそのまま引用すると上記の通りですが、要約すると、地産地消の木造住宅で地域の特性に配慮した長期優良住宅のモデルハウスの見本に補助金を交付するという事業になります。
いわば、エコワークスのモデルハウスが当該地域における住まいづくりの見本となる訳で、モデルハウスは地域の工務店にも開かれた公的な性格を持つものになります。
全国でもかなりの数の応募があったと聞いておりますが、現時点で約25件のモデルハウスが指定を受けたと聞いております。
6月4日の長期優良住宅新法の施行を控え、長寿命という視点で、住まいづくりがこれから大きく変わっていきます。
エコワークスは、先駆けて、長期優良住宅先導的モデル事業に取り組んで来ておりますが、21年度も積極的に取り組んでまいります。条件が合致すれば、一軒あたりに最高200万円もの補助金交付が国からなされ、お客様にとっては相当に有利な制度ですので、是非ご活用をお勧めいたします。詳しくは、担当者又は小生へお気軽にご相談下さい。

移築されたゼロエミッションハウス
洞爺湖サミットの時の会場になったホテルの前に、経済産業省のプロジェクトとしてゼロエミッションハウスという名のゼロエネルギー住宅が建築され世界の首脳が見学したのをご記憶でしょうか?
当時、日本の技術の粋を集めた超省エネ住宅として話題になりました。
経済産業省のHPはこちら。
当時のプレスリリースはこちら。
その建物が、今は茨城県古河市に移築され、見学することが出来るということで行って参りました。

建物内部
おおまかにご説明すると、どうやって居住時CO2排出をゼロにしているかというと、省エネ技術で消費エネルギーを50%と半減し、残りの50%を太陽光発電(なんと14Kw)でまかなっているということでした。(正直、平屋でこれだけの大きな屋根にして全部に太陽光発電を載せればゼロになるよね~!とも思いましたが、当時としては大変先進的な取り組みだったと思います。)
エコワークスの大野城モデルハウス(福岡、H21年9月オープン予定)にもいくつか採用出来そうなアイデアも学ばせていただきました。
一昨日知った情報ですが、パナソニックも東京にエコ住宅展示館をOPENするようです。その名も「エコアイデアハウス」です。様々な会社が、エコハウスの技術を競って世の中にPRしています。この風潮がさらに加速し、低炭素社会が本当に実現すれば良いと考えています。

改正省エネ法研修会(PVソーラー協会主催)
先週の金曜、福岡にて開催された改正省エネ法の研修会に行ってきました。これはPVソーラー協会が主催したもので、会長の南野さんが講師です。
公的な研修会も先般大阪で受講しましたが、法律の捉え方には色々な角度から色々な見方があるので、私自身の理解をさらに深めるために、また新しい捉えた方を学ぶ為に参加して来ました。
南野さんは、エコハウスの日本の第一人者でいらっしゃるので、法律を明快に分析され、今後のエコハウスのあるべき姿をお話しされました。
エコワークスは複眼的観点から住まい作りを随時見直しながらお客様に提案して参ります。
研修中に興味深いグラフをご教示頂きましたのでご紹介します。
横軸がQ値(建物の熱損失係数)で、縦軸が温度(自然発生熱による室温と外気温の差)です。要は、建物の断熱性が高まる(Q値が小さくなる)と、温度差が大きくなっていく、すなわち室温が暖まりやすいという訳です。

冬の晴れた日を想定しますと、新省エネ基準(Q値=4.0)では外気より約4℃暖かく、次世代省エネ基準(Q値2.7)では外気より約7℃暖かくなるというグラフです。さらにOMソーラーになりますと、床下の築熱効果等のお陰で、さらに3℃ほど暖かくなります。さらに、OMの場合は、床温度が室温より1~2℃暖かくなるので、体感的には快適感がぐんと増します。

熊本例会の受付を手伝う私(右から2番目、一人だけおでこが光っていますね!?)
過日、盛和塾という稲盛和夫氏の経営哲学に学ぶ塾の熊本例会が開催され、数年ぶりに稲盛氏が来熊され、講演会が開催されました。
全国からというよりも世界から600人余りの塾生が集まり、稲盛氏の言葉に真剣に耳を傾ける会です。遠くはブラジルやニューヨークからの参加者もいらっしゃいました。

懇親会で名刺交換をする稲盛氏(座っている方)
稲盛氏は、総売上数兆円という京セラグループの総帥でいらっしゃいますが、中小企業の経営者の育成をボランティアで続けていらっしゃいます。懇親会では、名刺交換に100人くらいの方が列を作られましたが、嫌な顔一つせずに熱心にお話をされていました。お歳(多分78歳)を考えると、普通はありえないことです。本当に頭が下がります。
一つでも多くのことを学び、実践したいと自分に言い聞かせる毎日です。
<稲盛経営12ヶ条>
1、事業の目的・意義を明確にする
2、具体的な目標を立てる
3、強烈な願望を心に抱く
4、誰にも負けない努力をする
5、売り上げを最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える
6、値決めは経営
7、経営は強い意志で決まる
8、燃える闘魂
9、勇気をもって事にあたる
10、常に創造的な仕事をする
11、思いやりの心で誠実に
12、常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で

賑わう見学会(雪がちらつき寒い中のご来場に感謝!)
今日から熊本市島崎にて見学会でしした。詳しくはこちら。
3月半ばというのに午前中一杯は時折雪がちらつく状況で、本当にお寒い中多数のご来場を頂き有難うございました。またお施主様のご夫婦にも建物のご案内に協力をいただき有難うございました。
今回の見学会は薪ストーブを囲む団欒がテーマです。長年の夢の実現のお手伝いをさせて頂き有り難く存じております。会場には、暖炉の設置工事をされた「くぬぎの森」の湯本さんにお出で頂き、特に薪ストーブについて詳しくご説明を頂きました。

くぬぎの森の湯本さんと
お客様から「お宅はOMソーラーの会社なのに薪ストーブも提案するの?」と聞かれることもありましたが、「二酸化炭素を排出しない暖房エネルギーとしてはOMソーラーも薪ストーブも一緒ですので環境にも優しい暮らし方としてそれぞれご提案をいたしております」とご説明いたしました。
「えっ、薪が燃えて二酸化炭素が出るのに?」と皆さん思われますが、薪等の木質燃料(バイオマス)は木の成長時に二酸化炭素を吸収してくれるので、その分との差し引きで燃焼時の二酸化炭素排出はプラスマイナスゼロとみなされます。
というわけで、木質燃料による暖房は、薪ストーブ、ペレットストーブなどという商品が欧州でも見直しが進み、改めて普及しつつあります。
昨年の原油高で一部の国で、市民の灯油の購入が出来ずに一般家庭でも薪をくべて暖をとったということがNHKで報道されていました。
エコワークスでは、二酸化炭素を排出しないカーボンオフセットな暮らしを出来る限りご提案していきたいと考えています。

お世話になった田中棟梁
現場は多くの職人さんの技によって支えられています。その中心が木工事を担当いただく棟梁です。新産グループは高いモラルと技術力を持つ職人さんに支えて頂いています。
感謝!

小型ジェット機(熊本→小牧空港)
先日の火曜夕方から木曜の朝一まで名古屋出張でした。熊本から中部国際空港には中型機も飛んでいますが、時間の関係で小牧空港(旧名古屋空港)に飛んだので、ローカル路線で小型機でした。先週のプロペラ機よりも、安心感はありますが、それでもかなり小さいです。本当に、名古屋まで飛べるのかなと思いながらタラップを、たんたんたんと登って搭乗しました。

名古屋名物モーニング
水曜は朝一から太陽電池のコスト研究会です。早朝、会場の近くのカフェで、朝食を頂きました。名古屋では、朝はコーヒー一杯の値段でトーストと卵がサービスで付いてきます。私が立ち寄った店では、1030までは、写真のモーニングセットが350円。1030以降は、コーヒーだけで350円。日本でも名古屋独特の不思議な価格体系です。名古屋の方は、カフェで朝食を取ることが多いのでしょうか???不思議です。

自立循環型住宅研究会OM分科会
水曜は、朝0900から夜2100まで延々いくつかの会議を掛け持ちしました。自立循環型住宅研究会OM分科会では、OMの冬の熱環境を各社にて発表し、相互分析を行います。その後は、改正省エネ法や太陽電池とOMの最適組合せの研究会を行いました。
今回の出張でも多くの有益な情報と智恵を得ることが出来ました。お客様へ、還元出来るよう商品に反映させて行きます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

前原市の水素タウン事務所
大阪から戻る途中に福岡県の前原市に立ち寄り、燃料電池タウン(水素タウン)を視察してきました。
このプロジェクトは福岡県がリードしており、福岡県の前原市の新興住宅地で、150世帯を対象にLPガスを燃料とする家庭用燃料電池を設置し、平成20年度から約4年間にわたり省エネ効果などを検証するものです。家庭用燃料電池を100世帯を超える規模で集中設置するのは、世界初の取り組みとなり注目を集めています。
水素タウン事務局の方の計らいで、実際の建物も見せて頂きました。下の写真の通り、エコキュート位の大きさです。音は静かでエアコンの室外機程度の音で気にならない程度です。これから、普及の為に様々な技術的ハードルを乗り越えていかねばなりません。
電気や熱というエネルギーを発生させて二酸化炭素を排出しない燃料電池の普及は地球温暖化対策に大きく貢献すると言われています。

燃料電池モニター宅

なんとプロペラ機!(福岡空港にて)
過日、大阪で開催された改正省エネ法の勉強会に福岡空港経由で向かった所、なんと写真のようにプロペラ機でした。福岡←→伊丹は、主要路線で大きな飛行機と思っていたので少々驚きました。良く考えると、新幹線でも僅か三時間なので、新幹線におされて航空路線はあまり飛んでいないのかも知れません。今回の出張は、会場が千里ニュータウンで、大阪空港の近くで、かつ帰りに福岡に立ち寄る用事があったので変則的な経路での出張となりました。

講習会(千里ライフサイエンスセンターにて)
テーマは改正省エネ法の概略ともう一つは一次エネルギー基準についてです。これを概説すると、戸建住宅が消費するエネルギーを一次エネルギー換算して算出し5年後までに一定の省エネ水準をクリアすることを、年間150棟以上の建売住宅を販売する建築業者には義務付けようというものです。
エコワークスは、建売150棟もやっていませんが、国策として省エネ住宅の推進が強化される中で、大手建売業者に対してなされる政策誘導を、エコワークスが見てみぬふりではなく、いち早く取り入れてお客様にも提案したいという思いで勉強して参りました。
ここで言う一次消費エネルギーは、建物の冷暖房、給湯、照明、換気(24時間)にて消費される一次エネルギーで、これに太陽光や太陽熱等の自然エネルギーを利用した分をマイナスして計算されます。詳しくは、350頁もの分厚い勉強本に詳説してあり、現在解読中です。
エコ住宅の専門会社として責任ある提案を行いたいと考えています。

OM屋根施工技術検討会
先週木曜、OM屋根の施工技術のさらなる改良の為の検討会を実施しました。
写真は弊社技術陣です。
二ヶ月に一度、名古屋で行われる施工技術検討会に交替で出席しておりますが、今回はその宿題の課題を工事系社員全員で検討しました。
机上では中々良い案が出てこなかったのですが、現場で皆での意見交換の結果、良いヒントを見つけることが出来ました。
やはり、机上と現場では改善のスピードが異なることを実感した一幕でした。
下の写真の緑のつなぎの人物は私です。勉強会や出張ばかりではない事をご報告いたします。(ちょっとへっぴり腰に見えるのは気のせいです!)

屋根の棟部を確認する私

環境大臣挨拶
過日、燃料電池展の当日、日経BP社主催のローカーボンシンポジウムが大手町の経団連会館であるとの情報を得て、午後の予定を変更し急きょ参加してきました。
普通のセミナーであればわざわざ予定を変更しませんでしたが、写真のように環境大臣が挨拶をするとのことで期待をして会場に駆け付けました。
しかしながら残念だったのは、挨拶が形式だったことです。
環境大臣として、低炭素社会実現のためにもっと使命感を感じる挨拶を期待していたのですが、官僚が作成した挨拶文を読まれたような感じで、非常に残念でした。やはり環境大臣には、環境問題に意欲を持って取り組む政治家に務めてもらいたいと思います。
ところが、一方で、テレビでも活躍中のコメンテーター末吉竹二郎さんが最後のパネルディスカッションで登場されたのですが、そのお話しには思いや使命感がこもっていて、心を揺さぶられました。人類社会がいま低炭素社会実現に向けて大きく舵を切らなければ、未来の世代への責任を果たせない。そのためには政治、企業、家庭、個人とそれぞれにやらなければならないことがあるとテレビ同様の優しい口調で力説されました。
末吉さんの方がよっぽど環境大臣にふさわしいと会場の誰しも感じたと思います。やはり、想いの強さが人を動かします。私自身も想いを強く持ち、微力ながらエコワークスの社会的なお役立ちを実現して行きたいと思います。

テレビでも活躍中のコメンテーター末吉さん

黒山の人だかりの受付
視察からは水曜の最終便で帰熊しましたが、その後、木曜金曜が福岡への一泊二日、土曜が福岡へ二度往復、日曜も福岡日帰りというスケジュールでついついブログが滞ってしまいました。
遅ればせながらの視察報告です。
太陽電池展では、シャープ、京セラ、三洋、三菱、サンテックetcのブースに立ち寄りました。技術的には目新しいものは少なかったように感じます。先端技術とはいえ太陽電池の技術そのものは既に成熟期を迎えつつあるように感じます。ということは後は、大量生産による激烈なコストダウン競争が待ち受けているわけです。全世界が猛烈な勢いで、太陽電池の普及に乗り出しています。コスト競争に勝ち抜くべく、国内の産業育成という事を視野にいれ、経済産業省が売電価格2倍という政策を打ち出しましたが、その政策が遅くなった背景には電力会社の長年の反対があったと言われています。アメリカの環境政策が転換したことも経済産業省の政策を後押ししたのでは無いでしょうか?

パナソニック製燃料電池
これが今後普及が見込まれる燃料電池の最新型です。

燃料電池カー
燃料電池カーも展示してありました。排気ガスから二酸化炭素を出さない夢のエコカーと言われています。
燃料電池の技術はこれから実用化の緒についたという状況です。
エコワークスとしても提案のメニューに取り入れたいと考えています。
都市ガス用パナソニック製はこちら。
LPガス用エネオス製はこちら。