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先月8/26の日本建築学界で、建築分野の地球温暖化対策ビジョン2050(案)」と題する提言を発表したそうです。(今日のブログはネットニュースがネタ元です)

副題は「建築のカーボン・ニュートラル化を目指して」です。

同学会で、建築研究所の村上周三理事長は、「実験住宅であれば、すぐにも可能だ。これを、いかに国民住宅にできるか。ゼロ・カーボンを実現する要素技術は出そろっている。市場を整備して、いかに価格を下げるかが第一歩になる。もう一つは施工技術。広く全国に普及させるのは大変だ。さらに既存住宅の問題がある。私有財産の壁は高く、見通しが立たないくらい難しい」と、議論を総括され、そして、最後にこう締めくくられたそうです。

 「実現へのハードルは沢山ある。しかし、やらなければいけない。国民にも痛みを分かち合ってもらわないといけない。きれいごとではとても済まない。そのことを、専門家が正しく発信してほしい」

さて、私のブログでも数日前にライフサイクルカーボンマイナス住宅について述べましたが、これも村上先生がリーダーの国土交通省の審議会で検討されている事項です。私にとって雲の上の先生ですが、先生のコメントには一々全てが共感出来るのです。

やはり、政治家の方々は選挙対策では言いにくいことだとは思いますが、痛みを分かち合う必要がある位に温暖化対策の重要度と緊急度はとてもとても高いのです。

エコワークスとしても、エコ住宅の普及と目先の収益性という一見相反するテーマに挑戦し、応分の痛みを乗り越えながらLohasなお客様の満足を一つ一つ築いていきたいと考えています。

なお、建築学会のビジョン(案)の概要を引用にて紹介します。


<目標>
(1)新築建築はカーボン・ニュートラル化を進め、今後10~20年の間に二酸化炭素を極力排出しないように推進する
(2)既存建築も含め2050年までに建築全体のカーボン・ニュートラル化を推進する
(3)建築を取り巻く地域や社会まで含めたカーボン・ニュートラル化を推進する。

<方針1> 建築分野のカーボン・ニュートラル化に向けた計画・設計・施工・運用の方針

 (1)建築は、エネルギー消費が最少となるように設計、運用する
 (2)建築は、自ら再生可能エネルギーによって必要なエネルギーを賄えるように設計する
 (3)建築は、その寿命を長期化できるよう、設計、運用する
 (4)建築は、二酸化炭素排出の少ないエコマテリアル利用を推進する
 (5)建築は、オンサイトで排出削減できない場合はオフサイトで削減できるように計画する
 (6)建築の設計・施工・運用・改修・廃棄プロセスを通じて一貫したライフサイクルマネジメントが可能なシステムの構築・活用を図る

<方針2> カーボン・ニュートラル化を目指した地域や社会の構築
 (1)都市や地域までを視野に入れた対策の推進
 (2)地域の気候風土への配慮と利活用
 (3)森林吸収源対策への貢献
 (4)情報・経済システムの活用
 (5)ライフスタイルの変革
 (6)長期的な地域や社会像の共有化


エコワークス、新産グループの方向性というか、いま取り組んでいることがほぼイコールです。

意を強くしてより一層取り組みを深めたいと念じています。