東大時計台
東大時計台を工学部校舎よりのぞむ

先週の出張報告です。

SAREXのワークショップで遂に私に順番が回ってきて、SAREX会員の皆さんにお話しすることになりました。

当日のプログラムはこちら。

この日の会場はなんと東京大学建築学専攻の松村研究室の会議室です。私が前座を務め、その後に松村教授がお話しするという二本立ての勉強会でした。

私の発表テーマは、ライフサイクルカーボンマイナス(LCCM)住宅への挑戦です。松村研究室は、同じく東大の清家先生と共同研究を行っておられ、清家先生らが現在取り組まれているのがこのLCCM住宅です。

私どもエコワークスは、国産材、地域材、天然乾燥、地産地消+エコハウスという切り口で、LCCMに非常に近いポジショニングにおり、東大からの研究協力の要請を頂いております。

詳しくはこちらのブログにて。

日本の住宅政策は、長期優良住宅の次は、LCCM住宅に向かって進んでいきます。世界的に見てもゼロカーボン住宅が政策目標として次々に掲げられています。日本は、住宅の省エネ政策面でも世界をリードすべく新しい概念としてLCCM住宅を目指す研究が始まっています。

その実現に向けて、一隅を照らしたいエコワークスです。

私の発表をSAREXの先輩方がブログに書いておられましたので自分で自分の写真が撮れなかったので代わりにご紹介します。

http://nakazato.exblog.jp/12185546/

http://omsolar.exblog.jp/10374546/

ご丁寧に紹介いただき有り難うございました。

松村先生
ワークショップ本題の松村先生の講義

石炭
蒸気機関車の機関室で石炭投入の様子

昨日出張から帰ってくる途中、JR九州の熊本駅にて、蒸気機関車に遭遇しました。

今年から蒸気機関車が観光目的での祈念乗車ということで復活しているとのこと。

詳しくはこちら。

何とも昭和的な風景で、観光客や鉄道写真マニアの方など30人位の方が乗車せずに外から見学をされていました。

しかし、私の興味は別の所にあります。

産業革命は蒸気機関車に端を発するといわれています。

石炭を燃焼させ、水を沸騰させ蒸気を起こし、その蒸気の気圧のエネルギーを回転運動として利用するという技術のブレイクスルーが、その後の産業史を劇的に変えて行きます。そして、それが地球温暖化を促進し、人類の命運を左右しかねない事態につながっていくことを、つい最近まで誰一人として予想しないままに・・・

観光運行の蒸気機関車でも本当に石炭を燃やしているのかな?と思い、出発直前に機関室をのぞいて見た所、灼熱の炎が機関室の中に見えました。機関士の方が本当に石炭をくべています。

汽笛を高らかに鳴らしながらゆっくりと動き始めました。

機関車の煙突からは大量の黒煙と白煙が混じりながら吐き出されています。

JRでは最も二酸化炭素を排出しない移動手段が鉄道なので、「出張や旅行は是非JRで!」というPRポスターをあちこち掲示しています。詳しくはこちら。

そのポスターのすぐ横で、大量の二酸化炭素放出をする蒸気機関車の運行に違和感を感じるのは私だけでしょうか?

もちろん観光振興も大事なことではありますが・・・エコ列車で観光振興という妙案はありませんかねぇ!?車両の上に太陽電池が載っていて電車の駆動系に連携するとか、車両内にトレーニング用の自転車が置いてあり体力増進方々ペダルを踏むと発電して連携するとか、、、

色々と思いを巡らす私でした。

蒸気機関車
出発するSL人吉号

見学会
見学会会場

この土日は完成見学会でした。

あいにくの曇天ではありましたが、109組もの多数のお客様に足をお運びいただき誠に有り難うございました。

これからの住まいづくりの参考になりましたら有り難く存じます。

さて、お客様目線でいうと、自然素材の使い方や間取りの考え方などを参考にして頂けたと思いますが、今回、私どもからの提案としては、住宅の総合省エネ基準の達成率の表示を始めております。

新政権は2020年に温暖化ガス25%削減を目標に掲げ、政策総動員の必要性があると言われておりますが、住宅分野における一つの柱が、総合省エネ基準です。

2013年に目標とすべき住宅の一次エネルギー消費量を定めそれを達成しているかどうかを達成率および住宅省エネラベルで表示することになります。

2013年に目標とすべき一次エネルギー消費量は、「次世代省エネ基準を満たす断熱性能の住宅に、2008 年時点の各地域区分において標準的な設備機器を設置した」と想定した場合の一次エネルギー消費量の90% 程度です。

まだ大手建売住宅にしか義務化されておらず、注文住宅業界においては任意規定ですが、私どもでは恐らく九州で最初にこの制度への取り組みを自主的に始めております。

今回の見学会のS様邸では、高い断熱性能に加えて太陽光発電の効果で、147%という超省エネ性能を達成しています。

この数値は、147%の逆数は100/147=0.68となりますので、2013年目標に対してもさらに32%も削減しているわけで、すなわち2020年の目標である25%削減は楽々クリアしています。

エコワークスでは、お客様のライフスタイルやご予算に合わせて、太陽の熱利用(OM)や光利用(発電)をご提案しています。太陽熱&太陽光のハイブリッドシステムもこの11月から発売開始となります。

常に社会にとってプラスになる情報発信を続け、現世代は勿論のこと未来世代からも感謝されるエコワークスを目指したいと念じています。

随分とブログがあいてしまいました。

途中何度かお立ち寄りいただいた方には大変申し訳ありませんでした。

小6の次男が新型インフルエンザに罹患し結構な騒ぎになったのと、長期出張とが重なり、自宅に帰れない日が続き、実は10日ぶりに自宅に戻ってきました。

幸い、次男の症状は軽く、高熱にはうなされなかったようで、数日で治まりました。一安心です。

新型なので誰も免疫が無いということで家内の感染も心配していましたが潜伏期間の日数を見ても発症が無いので何とか大丈夫でした。

私は家に帰っていないので感染するはずもありませんが、出張中に感染しないように、努めて、アルコールでの手の消毒やうがいの励行などで何とか感染していません。

余談ですが、京大の新型インフルエンザ対応方針です。

皆さんも気をつけられて下さい。私も何とか罹患せずにこの冬を乗り越えることに挑戦します。

数日前に、雑誌「金融財政事情」から取材を受けました。この雑誌は金融業界の代表的な専門誌です。

取材のテーマは、新幹線開通を見据えた熊本・福岡の経済展望です。私ごときにそのような大きなテーマで良いのか心配しましたが、熊本から福岡へ出店している元気印の企業ということで銀行筋からご紹介があったそうです。

熊本という中堅市場から福岡という大市場へ進出するにあたって、熊本という地域性の強みを活かすマーケティング論を中心にお話しさせて頂きました。その中で進出は、計数的な事業計画ありきでなく、環境貢献という理念ありきの進出という話を申し上げたところ、取材にお越し頂いた山際様から「その考え方は、まさにビジョナリーカンパニーですね。理念を中心に企業を運営するという考え方です。」と教えていただきました。

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なるほどと思い、自宅で”ビジョナリーカンパニー”という言葉をネット検索してみると、次のように定義づけられていました。

ビジョナリーカンパニーとは

ビジョナリーカンパニーとは、1994年に米スタンフォード大学の教授が著した経営書で提唱し、アメリカで発達した企業概念の一つ。

ビジョナリーカンパニーとは、基本理念を持って成長する企業。基本理念をただ守るだけでは単なる企業で、常に先進のアイディアを求めてそれが基本理念に合致するかを判断し、有益と見たら挑戦するのがビジョナリーカンパニー。基本理念と経営戦略は別のもので、場合によっては経営戦略を大幅に転換する大胆さも必要。大胆さと豊富なアイディアと挑戦する勇気を持ち合わせることが求められるなど、従来の優良企業に対する常識を覆した。

※以上、引用です。
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まさに「・・・基本理念をただ守るだけでは単なる企業で、常に先進のアイディアを求めてそれが基本理念に合致するかを判断し、有益と見たら挑戦するのがビジョナリーカンパニー。・・・」の部分は、いつも自分自身が信念としている考え方なので、改めて意を強くしました。

ご教示頂いた山際様に心より御礼を申し上げたいと思います。お陰さまで新しい視座を得ることが出来、思考の軸が一つ固まったような気がいたします。

色々なご縁に支えられながら日々精励を積み重ねて参りたいと念じています。

ハイブリッド
ハイブリッドエコハウスの実例見学会(和水町、菊水ICそば)

エコワークスでは、自然エネルギーを複合的(ハイブリッド)に活用したエコハウスを”ハイブリッドエコハウス”と名づけています。

昨日から今日まで開催されている見学会では、いずれも太陽熱と地冷熱を利用するOMソーラーの技術を導入した住まいですが、和水町のM様邸では、OMソーラーに加えて、太陽光発電や空気熱を利用するエコキュートを導入されました。まさにハイブリッドエコハウスです。(写真)

太陽光発電については、駐車場の屋根として利用し、カーポートを作ってしまうという一石二鳥の工夫も導入されています。

今回は植木町と和水町の2箇所同時開催となっております。

植木町の会場は38坪2階建てでOMソーラー+自然素材で、内装がシンプルモダンな感じのスタイリッシュなお住いです。こちらも玄関の土間空間や充実した収納など工夫と見所が一杯です。

いずれの会場でも建築主のお客様ご夫婦にも会場にお越しいただき住まいづくりの体験談をお話しいただいています。ご来場のお客様から「建て主さんの話が直接聞けてすごく参考になりました」とのお声を多数いただいております。

エコワークスの見学会では、建築主のお客様とこれから検討されるお客様が情報交換や意見交換ができるように、出来る限り建築主のお客様にも会場にお立会いをいただいております。(感謝ですm(__)m)

ぜひ、この機会をご活用いただければ幸いです。

初日の土曜は二会場で延べ70組のお客様にご来場いただきました。明日の日曜までの開催となっておりますのでどうぞお越し下さい。

スマートグリッド
スマートグリッド概念図(東大村沢先生寄稿より抜粋)

またまた25%削減の話題です。

賛否両論ですが、最近になって、25%肯定派の方の意見が目立つようになってきました。

今日は、25%削減が不可能ではないと論説された東大の先生の寄稿を紹介します。

基本は、(石油や石炭を)燃やさない文明を目指そう、ということです。分かりやすくていいフレーズだなと思って読みました。

いつも思うのですが、地球の年齢は46億年。気が遠くなるほどの長期間に太陽からもらったエネルギーを石油や石炭として蓄積してきた地球において、わずかここ200年という現在の産業革命後の世代だけで使い切っていいはずがありません。

宇宙物理学や生物史的な視座のうえで、発想すると、新しいことが見えてくるような気がします。

本文はこちら。是非お読みください。

偶然ですが、昨日、稲盛和夫京セラ名誉会長ら民間からの代表5人を含む行政刷新会議が発足しました。

稲盛さんはテレビのインタビューで「日ごろから思っていることを政府に助言として申し上げていきたい」とおっしゃっておられました。

また新聞報道では、稲盛氏は民主党が野党時代から支持を明確にしてきた数少ない財界人とも論説されていました。

従来の経団連的な重厚長大の大企業中心の国政から、新しい視座による国政に転換することを願ってやみません。

ここ数日は稲盛さんの話題ばかりでしたが、いつも盛和塾で稲盛さんに学ばせていただいている立場なものですから大変嬉しく思います。

ニュースはこちら。

稲盛さんの略歴をご紹介していませんでしたので引用にて紹介いたします。

ウィキペディアはこちら。

盛和塾全国大会
盛和塾全国大会

紛失していたデジカメがやっと出てきました。幾つか持っているエコバッグの一つに他の資料と一緒に入っていました。今日資料を取り出した際にデジカメがポロリ。「あ~こんな所にあったんだ~!」と思わず叫んでしまいました。

というわけで、デジカメに残っている写真からのブログ報告です。

時は9月初旬に遡ります。場所は横浜。今年の盛和塾全国大会が開催されました。

盛和塾の全国大会には毎年出席させて頂いています。理由は経営者として正しい価値観を身に付ける為と長期的な会社存続のための精神的エネルギーを吸収する為です。このような機会に出席できる環境にあることにまずは感謝いたします。社員の皆さんとお客様の支えのお陰であるからです。その分、より一層正しく会社を経営したいと念じています。

さて、全国大会では全国からまた全世界から稲盛氏を信奉する経営者が集まります。今年は過去最多の2700名が会しました。二日間のカリキュラムは、約10名程度の会員経営者の方の経営体験発表(各2時間)と最後の稲盛氏の講話によります。

会員経営者の方の話は、不遇の逆境から壮絶な努力で経営にあたり絶体絶命の難局を乗り越えたり、一代で上場させたり、という成功体験が中心です。崇高なる人生に感動し、涙もろくない私ですら涙が出てくるような話ばかりです。私レベルの努力はちっぽけな事であると感じ、さらに勇気を持って挑戦しなければならないと、未来へのやる気がみなぎります。魂が奥底から震えるのです。

ただし、私は会社を大きくしたいとは考えていません。一方で会社の存在価値を大きくしたいと考えています。この存在価値について実は私にとっては歴史的な大きな出来事がありました。

最後の稲盛氏の1時間の講話の中で、なんと半分以上の時間を使って、地球環境問題について触れられたからです。これまでは、「心を高める、経営を伸ばす」というテーマで心を正しく高めることが会社を成長させることになるという、いわば経済成長が大前提だったように思いますが、今回の講話では、持続性のある環境保護が大前提で経営を考えなければならない。そこには、利他の心が必要という講演要旨だったのです。

日本の経済人の中でも世界的に影響のある経営哲学を持つ同氏が地球環境保護を中心に話をされることに驚きと同時に感銘を受け、いまエコワークスが目指している価値観がより正しい方向に向かっていると本当に励みになりました。

稲盛氏の講演要旨(前半のみ)を紹介いたします。

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宇宙の誕生137億年前。46億年前に地球誕生。人類の起原は700万年前。ホモサピエンスとしてエネルギーの循環を受容する歴史であったが、18世紀の産業革命を機に、エネルギーを支配する歴史
が始まった。資源が無尽蔵との錯覚のもと物質文明、大量生産、大量消費、大量廃棄を繰り返し、物質的に豊かな社会を築いてきました。地球46億円の中で俯瞰すれば、生物の一部に過ぎない人類がわずかな期間で、化石エネルギーという過去のエネルギーの蓄積を使い切ってしまおうとしているのです。

多くの科学者が、100億人の人口になって、今の発展途上国が先進国並みの物質的な豊かさを求めれば、エネルギー、食糧、水は、100億人は絶対に養えないと言っています。かといって、発展途上国の経済成長を抑制するわけにもいけませんし、先進国の豊かさも逆戻り出来ません。

昨年からの金融崩壊は、行き過ぎた資本主義の崩壊でもありますが、そこには拝金主義的な資本主義の思想が根底にあります。 そこで、今の資本主義をより節度のあるものに変えて行くべきと考えるのです。倫理観と道徳観をもって、利他の心で、足るを知るという言葉通りに、過剰なる欲望を抑え、人類が地球に与える負荷を抑えなければと心から危惧しています。

足るを知り、エネルギー消費を大きく抑制すること。産業や社会のあり方を大転換しなければならない。利己から利他へ。資本主義社会の是正が必要なのです。経営者は自己愛から脱却し、社員のため、お客様のため、社会のため、全てのものとの調和を図りながら、会社を運営していかねばなりませんが、これからは地球環境との調和が極めて重要になってきます。

経営に私心は禁物です。私心なかりしか動機善なりや、これが世の原理です。人類の歴史を俯瞰的にみるとき、人類の未来を展望するとき、決して明るい未来が展望出来ない状況を危惧しています。

しかしながら、経営者には使命が有ります。企業が無ければ法人も個人も納税が無いので国家が成り立ちません。誰にも負けない努力で社員の雇用を維持し、納税を通じて、国家の繁栄への貢献することの喜びが経営者に与えられる最大の報酬だと思うのです。

新しい倫理観、新しい道徳観から資本主義を再構築する必要があります。利他は現世だけでなく、未来に向けて利他を考えなければなりません。拝金主義から脱却し、心を高めながら生きる事が本当の人の道なのです。

自壊への危惧から今日は新たな視点でお話をしました。

利己から利他へ、私たち経営者は、この利他を、社員やお客様や地域社会だけでなく地球環境保護にも向けなければなりません。

稲盛和夫

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要旨を書き終えての所感です。

エコワークスの目指すべき道がより一層見えてきます。 この価値観のもとに、お客様の住まいづくりに一つ一つ取り組んでいければと思います。

どうか私どもの企業理念へのご理解とご支持を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

有り難いお知らせです。

このたび、経済産業省所管の九州地域環境・リサイクル産業交流プラザが主催する「第2回九州環境ビジネス大賞」から奨励賞を受賞し、表彰いただくこととなりました。

表彰理由は、この度、大野城展示場に出店した「ハイブリッドエコハウス」によるエコハウス普及の取り組みです。

この制度は、環境・エネルギーに配慮した企業の優れた製品・サービスを表彰し、当該製品・サービスに対する社会的認識の拡大を図り、循環型社会形成への寄与を目指す公的な制度です。

間接的ではありますが公から「ハイブリッドエコハウス」を認めていただいたわけで大変有り難く存じます。

エコワークスとしては、過去の実績の評価というよりも、未来に向けてより一層頑張りなさいという激励を受けたと受け止めています。

「九州ビジネス大賞」制度概要はこちら。

表彰式と発表会は、北九州で開催される環境ビジネス見本市の「エコテクノ2009」で行われます。

発表会は、10/23金13:00~15:30で他の受賞者の方と一緒に各社20分ずつの持ち時間です。

同見本市での発表会スケジュールはこちら。

HP(上記)のスケジュールをみると会場は300名定員とのこと。そんなに沢山の入場があるのかどうか心配ですが、私どもの取り組みを精一杯発表させて頂き、エコハウスへの社会全般の関心の高まりに寄与したいと思います。