

皆さんにもコピペで紹介します。
「皆様、こんにちは。昨夜の原発新増設に関する安倍首相のご発言が話題になっていますね。安倍首相のFBがコメント書込み自由がゆえに多様な意見が書き込まれ、新たな知見を生み出す事につながることを嬉しく思います。私もこの場を借りて一つ意見を申し上げたく存じます。さて、新増設の政策は民意との整合性という意味で大きな課題があると思います。自民党の原発にかかる公約は曖昧な表現にとどまっており、新増設を想定し...て投票した国民は少数で、選挙結果が新増設を支持しているわけではありません。一方、この夏には国政上初めての試みとなる国民的な議論として討論型世論調査が実施され、その結果によれば、新増設を前提とする20~25%シナリオの支持者は15%に過ぎませんでした。ついては、本世論調査と同様の深いレベルで民意の再調査をすることが必要であると思います。皆様の熱心なコメントから多くのことを学ばせて頂きたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。」
以上
安倍首相のFBはこちら。
https://www.facebook.com/abeshinzo
FBに書き込まれるコメントの内容は賛否両論ですが、書き込む方は安倍首相を支持する方が多く、原発新増設賛成派で賑わっています。
一方、原発新増設に反対する民意はおよそ70%超と推定される定量的なデータを紹介しますね。
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根拠データは、この夏に政府が実施した「エネルギー・環境の未来に関する討論型世論調査」の結果です。色々な世論調査がありましたが、この討論型世論調査は国政上初めての試みで公平性をもって調査されたと思います。8月の調査ですが今でもそれ程大きくは変わっていないと思います。
まず国家戦略室の特設サイトに掲載されているおよそ200頁の調査報告書に目を通して読み取りました。
①原発新増設に関する民意についての私の推論
反対 およそ70%
賛成 およそ15%
他 およそ15%
②推論の理由
2030年の原発比率についてのシナリオ支持の比率は次の通りです。
添付の写真の一番下のグラフがそれを示しています。
A. ゼロシナリオ 47%→今まではこの点が報道の中心。
B. 15%シナリオ 15%
C. 20~25%シナリオ 13%
D. ゼロ&15 8%
E. ゼロ&20~25 1%
F. 15&20~25 3%
G. 全て 2%
ゼロシナリオ(桃色)=安全確認後、再稼働するが早急に廃炉。
15%シナリオ(青色)=安全確認後、再稼働するが寿命とともに廃炉。
20~25%シナリオ(橙色)=安全確認後、再稼働し、新設もする。
ゼロシナリオも15%シナリオも新増設を前提としていませんので、A+B+D=70%となるわけです。
逆に新増設を前提とする20~25%シナリオを支持する方は15%に過ぎません。
その他の15%がどちらに振れるか分かりませんが、新増設反対は民意のおよそ70%以上であることが推論されます。
③調査結果(概要版の15頁~)のまとめより引用
本調査のまとめでは、「国民の覚悟」という章立てがなされ、次のように記述されています。
「3つのシナリオのどれかを選択すれば、再生可能エネルギーのことを考えざるをえないし、化石燃料のコストと同時に温暖化防止も考慮に入れざるをえない。少なくとも、そのつながりを見たうえで、討論型世論調査に参加した人は選択を行ったといえるだろう。当然ながら、ゼロシナリオを採用すれば、省エネは前提としても、再生可能エネルギーを大幅に増加させることが必要になる。その場合、国民はどこまで、コストや自己の負担を引き受けるのかということは、この討論型世論調査で問い続けたことでもあった。つまり、国民は省エネをもっと行い、また、ライフスタイルも変え、コストが高くなっても再生エネルギーを推進し、国民も発想の転換をするということを引き受けると読むべきであろう。 エネルギー・環境に関する選択肢とは、国の政策であると同時に、国民の選択でもある。」
本調査では、これが民意の総論として位置づけられています。
④調査の条件
本調査は、2030年の原発比率として示された3つの選択肢(ゼロ、15%、20~25%)について、無作為抽出による世論調査(有効回答数6,849名、7月)と、その中から協力を得られた285名が参加した討論型世論調査(8/4,5の二日間)により構成されています。なお討論型世論調査に参加した285名の属性や意見の分布について、その母集団である6,849名との間に有意な差は認められていません。
⑤関連リンク
安倍首相の発言について読売新聞の報道はこちら。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121230-OYT1T00563.htm
安倍首相の発言について毎日新聞の報道はこちら。
http://mainichi.jp/select/news/20121231k0000m010035000c.html
国家戦略室の「エネルギーと環境の未来」特設サイトはこちら。
http://www.npu.go.jp/sentakushi/index.html
世論調査報告TOPはこちら。
http://www.npu.go.jp/kokumingiron/dp/index.html世論調査報告書(概要版、22頁)はこちら。
http://www.npu.go.jp/kokumingiron/dp/120827_02.pdf
世論調査報告書(詳細版、145頁)はこちら。
討論型世論調査の報道例はこちら。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC22005_S2A820C1MM0000/
⑥本投稿の背景
自民党の衆院選政権公約は原発政策について「10年以内に、将来にわたって持続可能な電源構成のベストミックスを確立する」との表現にとどまっていましたが、安倍首相は昨夜のTBSの番組で「国民は当面の電力需要への対応が不安なのだろう。だから、簡単に『脱原発』『卒原発』と言葉遊びに近い形で言ってのける方たちは(衆院選で)信用されなかった」と発言し、本当の民意は原発推進であるという主張を初めています。
連立を組む公明党は新設に反対の立場で早くも連立の齟齬が生じています。
FBにおいても多様な立場からの意見交換がなされ未来への選択が正しくされることを願います。

昨日、九電からの通知書類がポストに入っていました。
いま電力量料金の値上げを国に申請しているのは九電と関電ですので、他の地域の方のためにご紹介しますね。ここからダウンロードしてみてください。http://xfs.jp/6xnxX
(今回の値上げは燃料費調整が苦や再エネ賦課金ではなく、電力量料金の値上げです)
九電の当初の発表では平均8.51%とされていますが、良く読んでみると、オール電化のご家庭では約12%(年16,000円程度)、事務所等でも約10%の値上げになるようです。
... さらに詳細を読むと、いわゆる深夜電力(22~8時)は、8.52→10.29円/kwhと約20%の値上げです。
また合わせて、夏のピークシフト電灯料金が新たに設定され、夏のお昼の13~16時の単価をなんと52.5円という高値にする代わり、他の時間帯を安くするという夏の電力危機対策を目的とした料金体系が登場しています。
暮らしにおける電気の使い方を変えていかねばなりませんね。
エコワークスとしてもロハスな暮らしの提案をさらに進化させたいと考えています。

先週の土日は福岡、熊本それぞれで完成建物見学会でした。
多くのお客様にご見学いただきましたが、既にお住まいのホームオーナーさんも次から次へと新築のお祝いを兼ねてお越しになられ建て主さんにご挨拶をされていらっしゃいました。
ホームオーナーさんどうしは、いつもはFBだけの交流ですが、見学会でリアルに初対面になる方々もいらっしゃって、「いつもFBではお世話になっています!」「初対面なのに昔から知っている感じで不思議ですね~!」「お会いできて嬉しいです!」などと見学会は感動と感激が渦巻くとっても楽しい交流の場となっています。
今年の見学会はこれにてお終いとなり、来年は1月12日(土)から4週連続合計8現場の見学会が続きます。
お客様のお役にたてれば幸いです!