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今日、HEAT20の勉強会にて岩前先生から教えていただいたのですが、今年4月に文科省の学校環境衛生基準が一部改正され、従来の10〜30度から改訂されたとのこと。

これまで教室は冬に10度でも我慢しなさいという酷い基準だったことに驚きですが、相変わらず住宅の室内温度については基準も指針もありません。

一方で住宅の風呂でのヒートショック関連死は交通事故を上回る死者数が推定されています。

皆様のお住まいにおいては冬に最低17度以上を維持出来ていますか?

このことは多くの先進国では当たり前のことですが日本では多くの住宅がこの水準にありません。

昨日、国交省に採択されたプロジェクトでは改修工事における断熱性のZEH基準化を必須とし、冬季の最低室温の大幅な改善を目指します。

※学校環境衛生基準の一部改正はこちら。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1403737.htm

※今日は環境省のクールチョイスZEHのイベントで壇蜜さんとの撮影会にも招かれていたのですが、多くの学びがあったHEAT20の勉強会を優先して良かったです。^_^
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国土交通省のサステナブル建築物等先導事業に採択されました。(本日発表)

省CO2とレジリエンスをテーマに改修技法を体系化したことが認められたと思います。

くまもと型住宅生産者連合会に所属する工務店さんにご案内し一緒に取り組む予定です。

最終目標は既存住宅の脱炭素化です。

詳しくはこちらです。
http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000831.html

※エコワークスは国土交通省のサステナブル建築物等先導事業に応募する工務店さんやグループを支援しています。これまで10団体程をご支援しました。お気軽にお声がけください。^_^
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一昨日に開催されたZEH支援事業調査発表会の資料が公開されています。
http://sii.or.jp/meti_zeh30/uploads/ZEH_conference_2018.pdf
(出典:sii 環境共創イニシアチブHP)

siiに登録しているZEHビルダーは新築注文戸建住宅市場の約75%を占めていて、そのZEHビルダーが2017年度に建築した住宅の五軒に一軒の約20%がZEHとなっています。

2018年度の実績は恐らく4軒に1軒と約25%に達すると思います。

2020年頃には殆どの消費者にZEHのメリットが認知されコモディティ化していきます。

ZEHは当たり前となり、ビルダーはそれぞれが本来持つ強みでお客様に提案する時代になります。
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日本気候リーダーズパートナーシップ(J-CLP)から提言書が公表されました。

EU案と同じタイミングの公表となったようです。

関心が広がると幸いです。

こちらです。
https://japan-clp.jp/index.php/news2018/417-press-release

日本において2050年の脱炭素化を目指すためにはZEHの普及はさらに前倒しが必要となると思います。
未だ案ですが、脱炭素化=100%削減へ向けて議論が進んでいることそのものが素晴らしいことだと思います。

さて日本は地球温暖化対策計画の2050年の80%削減(家庭部門はほぼ100%削減)の具体的なシナリオについてどこまで踏み込んだ検討が出来るのか?

2030年の全新築住宅平均ZEH化は2050年からバックキャスティングで考えると必達の目標となります。
NIKKEI.COM
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今週の土日は福岡県糸島市の完成見学会でお客様ご案内の陣頭指揮です。

国が支援するLCCM住宅補助事業物件としては時期的に恐らく日本初と思われます。

LCCM住宅はZEHを上回る環境性能が求められていて、2018年度から国の補助事業が始まっています。

国の長期低炭素ビジョンでは2050年頃にはLCCM住宅の普及が標準化することが議論されていますが、エコワークスでは今年度のLCCM住宅の受注比率を50%にすることを目指しています。

見学会の詳細はこちら。
https://www.facebook.com/205594056150525/posts/2033624433347469/

※写真は見学会場の目の前の芥屋の大門の展望台からの写真です。合間にひと登りしました。こんな所です。^_^
https://goo.gl/maps/kWSoKZmFawB2
驚きました!

最も脱炭素化が困難な業界と思っていましたが、2100年までとは言え、カーボンゼロの目標を掲げたことは素晴らしいと思います。

車の業界も2050年までに日本の自動車メーカーが生産する車は全て電動車にすることの議論が進んでいます。

さて住宅業界は!

世界で加速する脱炭素化への取り組みが現世代のミッションであることについて関心と議論が広がると幸いです。
NIKKEI.COM
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エコワークスの応募作品が、日本エコハウス大賞のリノベーション部門の最高位の大賞をいただきました。

エコワークスとしてリノベーション事業に着手して五年が経ちましたが、戸建住宅の性能向上スケルトンリフォームに特化しています。

性能だけでなく、デザインや暮らしにもフォーカスし、年間で約30〜40件の仕事をさせていただいてます。

もちろん断熱性能はZEH基準クリアで、最終目標は太陽光発電も搭載したZEHリノベーションの普及です。

※写真は表彰式の様子です。私は所用で欠席でしたが社員から送ってもらいました。関係の皆様に大変お世話になり誠に有難うございました。^_^
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一昨日、欧州視察から帰国しました。

今回も多くの学びがありました。

視察団のテーマはエネルギーシステム全般でしたが、キーワードとして分散化と統合化、デジタル化など周回遅れの日本から見ると未来を見ているようでした。

なお家庭部門における住宅の高断熱化とZEH化の方向性は欧州でも同様です。

日本におけるZEHの普及は、一時的にはFITに掛かる問題など向かい風もありますが、2050年の未来からバックキャスティングすると間違いありません。

写真はEUの組織(European Technology and Innovation Platform for Smart Networks for Energy Transition)が作成した2050年ビジョンの資料です。

拡大はこちら。
https://www.etip-snet.eu/etip-snet-vision-2050/
ZEHは“positive energy house”と表記されていますので探してみてください。
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ロンドンではEnergy UK(エネルギー事業者の業界団体)、E3G(気候変動と脱炭素化のシンクタンク)、シーメンスのサステナブル展示館にてレクチャーを受けました。

視察メンバーの殆どが電力会社とガス会社の方のためレクチャーはエネルギー事業の現状と今後に関するテーマが殆どでした。

しかしながら、ここから先が皆さんへのメッセージです。

E3Gのレクチャーの合間にスタッフから一言。

「もし石炭火力発電のフェードアウトについて意見交換したい方がおられたら、担当のスタッフがいるので個別に声を掛けて欲しい」

とのことでした。。。

イギリスは産業革命において石炭を初めて産業化した国ですが、気候変動への対策のために2025年までに石炭火力発電所を廃止する方針です。

※石炭火力発電は日本が得意な高効率なタイプでも最も二酸化炭素排出量が大きい発電方式です。

パリ協定が求める2度目標の実現のためには残りおよそ1兆トンという二酸化炭素の排出制限があり、石炭火力発電の新設や建替は高効率なタイプと言えども座礁資産となるリスクがあり考えられないと言うのがCOPでの共通の認識です。

一方、例外が日本です。

日本はエネルギー安全保障や産業界への配慮から高効率石炭火力発電所の国内での新設や発展途上国への輸出が進められています。

その事は国際的にも広く知られていて、昨年のCOPでもNGOからの批判にさらされていました。

E3Gのスタッフからのメッセージにはこれらを背景にした意図が含まれていると感じました。

フォーキャスティングから
バックキャスティングへ、日本も転換していきたいと強く願います。

まずは自らが関わる住宅のZEH化にさらに努めたいと思います。

※石炭火力発電に関する国の見解はこちらのエネ庁のサイトが分かりやすいです。これまでの国の方針は良く理解できますので、次のステップとして国際的な情勢をバックキャスティングで議論して、施策の進化を応援していきたいものです。そのためには過去の国策で石炭火力発電にヒトモノカネを投資してきたエネルギー業界にも一定の配慮をしないと事が進まないことも現実主義的にコメントさせていただきます。
http://www.enecho.meti.go.jp/…/j…/sekainosekitankaryoku.html





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昨日は移動日でベルリンからロンドンに入り、今日は日曜のため視察はお休みです。

※ベルリンからロンドンと言っても約900kmで東京・福岡と同じくらいの距離です。意外と近いですね。

ホテルがロンドン市内のハイドパークのすぐ近くだったので、朝から園内をぐるりとおよそ7kmくらい走りました。

道すがら白鳥、鴨、リス等に手が届く距離にて遭遇し、自然との共生に癒されました。

ロンドンは世界の中でも最も脱炭素化に積極的な都市の一つです。

明日の視察、特にE3Gが楽しみです。^_^

※ E3G は気候変動と脱炭素化のシンクタンクです。
※ E3G(Third Generation Environmentalism) is an independent climate change think tank operating to accelerate the global transition to a low carbon economy.
https://www.e3g.org/about
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昨夕、ドイツに移動し、今日はベルリンのLUMENAZA(VPPのクラウドシステムの開発・運用ビジネス)、ライプチヒのSENEC(家庭用蓄電池を利用したソリューション提供ビジネス)を視察し、いずれも創業者からお話をお聞きすることが出来ました。

電力自由化が進んでいる欧州と比較して、周回遅れと揶揄される日本です。

欧州では脱炭素を目指して再エネ大量導入が進むと同時に、エネルギービジネスのあり方が大きく変わっています。

バスで中上先生と話したのですが、目先のことだけを考えるのでなく、未来からバックキャスティングで考えなければと示唆をいただきました。

政治やメディアや業界団体が固執する目先の現実論に迎合することなく、打たれても出る杭になるべきと意を強くした一日となりました。

※念のため補足。
ドイツでは家庭用電力単価が日本より高く、かつ、蓄電池の価格が安いために、既に蓄電パリティが到来し蓄電池の経済メリットが創出されていますが、日本では未だ未だ先のことです。
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ウィーンではエネルギーシステムの展示会の視察とレクチャーでした。

大きな勘違いが確実に解けたことが最大の収穫でした。

今からベルリンに移動です。
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羽田00:55発便で間もなく離陸です。

住環境計画研究所の中上先生が団長で引率される「欧州におけるエネルギービジネス動向調査団」に一日遅れて合流予定です。(民間企画の視察で自費です)

中上先生は国のエネルギー基本計画の審議会委員として約30年もの長期間に渡り就任されていて日本のエネルギー政策の生き字引のような方です。

ウィーン(European Utility Week)、ベルリン、ロンドンと一週間もご一緒させていただきますので多くの事を学びたいと思います。

※ZEHは住宅政策ではなく環境エネルギー政策です。

※写真は旅のしおりと、予習用の関連図書「進化するエネルギービジネス〜ポストFIT時代のドイツ〜」です。
https://www.amazon.co.jp/dp/488028095X/
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職人の情熱とこだわりがつまった
語れる商品を適正価格で

をスローガンに、ファッション業界の常識を打破して注目を集めるファクトリエの山田社長をお招きしてグループとして創業55周年(エコワークスは15周年)の記念講演会を開催しました。

同社のサイトはこちら。
https://factelier.com/aboutus/

山田社長は同郷の熊本出身で、カンブリア宮殿にも出演された新進気鋭の社会起業家で、メイドインジャパンの工場と消費者を直接結ぶ革新的なビジネスモデルを展開されています。

講演では、作り手のこだわり、熱烈なファンつくり、社会貢献、、、私どもとも共通の価値観のキーワードが溢れる想いとともに語られ、参加者一同大いなる共感を抱きました。

講演の最後にサステナブルな社会にならないとビジネスは永続しないという話となり、パリ協定の話を引用されたので自分の代わりに話されてる気がしてドキドキしました。^_^

※写真上は山田社長(白いシャツ)と小山3兄弟です。
いつもZEHや太陽光発電の情報発信ばかりなので、メカメカなイメージですが、信条としては断熱(暖冷房負荷)ファーストです。

設備は10〜30年で壊れますが、躯体は一度作ると50〜100年持ちますからね。

最低でもZEH強化外皮基準、出来ればZEHの更なる強化外皮基準以上が良いですね。

ヒートショック関連死が交通事故の五倍という事象は建築業界にも責任の一端があると感じます。
ASAHI.COM
中部電力に続いて、九州電力もアフターFITの余剰電力を買取継続の予定であることを公表しました。

私見ですが今後も続々と公表されると思います。

ただし単価は相応に安くなりますので、自家消費型のライフスタイルがメリット大です。

具体的にはエコキュートの昼間利用とEVやPHVへの充電です。

これからZEHを建てる方もアフターFITを見越して考えておく必要がありますね。

(注意喚起)
一部にアフターFITの買取価格は0円になるかも知れませんとトークして蓄電池を販売している事業者がいますのでご注意ください。

(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37292340S8A101C1LX0000/