ZEHの普及の成否がパリ協定に掛かる国内目標の達成の鍵との日経の論説です。

記事の一部に異論があり紹介しました。

記事の中で「ZEHは通常の新築戸建てより300万円程度割高とされる」と書かれていますが、この金額は実態に即しません。

JBNのZEH委員会の調べによれば、日本の住宅着工の大部分を占める温暖地においては、通常の新築戸建て住宅を現行省エネ基準程度とすると、ZEHにするための断熱価格(サッシと断熱材(繊維系))の差額はわずか30万円程度です。

※間取りは国の標準モデル(自立循環型住宅標準モデル120平米)。n=22。

設備は、照明は既にLEDは一般化していますので、後は通常のエコキュート又はエコジョーズ・エアコン・換気扇を設置すればZEH基準はクリアします。

太陽光発電はZEH程度の容量を搭載すれば、FIT(10年間の固定価格買取制度)でお釣りがくるくらいに元は取れます。

容量にもよりますが20年くらいの長い目で見ると、ほぼ確実に30万円以上はお釣りがきますので、結果的には住宅ローンを借りて利息を払ったとしても、一般住宅よりもZEHの方がお客様のライフサイクルコストは割安になります。

これにZEHが一定の高断熱化を実現しているということによる病気になりにくい健康メリットを加えるとZEHがもたらす利益は益々大きくなります。

記事にある300万円という金額はハウスメーカーのメカメカZEHの割高な金額のことであり、断熱と設備のバランスを適切に設計出来る技術力のある工務店さんのZEHはイニシャルで200万円も掛かりません。

ましては長い目で見たら割安どころかお得になります。

この辺りの情報は業界でも十分に認識が進んでいませんので、知見が一般化するよう太陽光発電協会や日本建材・住宅設備産業協会などの業界団体に働き掛けて普及啓発をさらに促進していきたい思います。

※ただしZEH補助事業に採択されるためにはZEH基準ギリギリでは無理で断熱と設備の強化が必要となります。普通に作るZEHはかえってお得ということです。
NIKKEI.COM












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