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菅首相の所信表明はメディアでも大きく報道されていますね。
住まいづくりへの影響まで言及しているメディアは見かけませんが、脱炭素化は住まいづくりの世界にも大きな影響を与えます。
これまでエネルギー基本計画及び地球温暖化対策計画に紐づく目標は次の通りでした。
①2030年、新築住宅の平均でZEH化=新築はほぼ全てZEH
②2050年、LCCM住宅の普及
今後これらの目標を上方修正もしくは確実に達成するための議論が強化されます。
脱炭素社会に向けて、いま建てる施主に求められることは端的に言えば次の通りです。
①省エネ(高断熱高気密等)
②創エネ(太陽光発電)
③電化(オール電化と電気自動車充電設備)
一言でいえば我が家のエネルギーは概ね自分で調達した方が割安な社会に向かうということです。
これらの要素技術は目的ではなくあくまでも経済的かつ快適に暮らすためのツールに過ぎません。
これらのことが一年でも早く世間の常識となり、私たちの仕事がお客様の暮らしを豊かにするという本分に立ち戻ることが出来れば幸いです。
※私見
脱炭素化の負の要素として電力会社から購入する電力料金は値上がりせざるを得ません。家計の光熱費負担を実質的に最小化するためには住宅は家電や車まで含めてZEHとすることが最もコスパの良い解です。そのためには今のZEH+2〜4kWの太陽光発電の容量が必要となります。この点で東大の前先生とも意見が一致しています。またそのことが結果的に新築平均ZEH化につながるのでこのような住宅の普及に施策的支援が必要と考えています。
なおFIT後(10年後)の留意点です。
①車の買い替えはEVとする。
②蓄電池は元が取れる水準に値下がりしたら購入する。












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