富士山頂にて
富士山頂にて家族とともに

富士登山を終え、無事に熊本に帰って着ました。

それはそれは気の遠くなる山登りでした。登りと下りとあわせて総所要時間は、なんと15時間!千里の道も一歩からと言いますが、まさにその言葉を実感しました。

果てしなく遠くに見える目標も一歩一歩の積み重ねで、諦めずに継続することで目標に達することを”体”で学ばせて頂きました。

子供たちは軽い高山病にかかりヨタヨタになりながらも登りきり、「やれば出来る」という大きな達成感を味わってくれたことと思います。「私は足手まといになるから下で待ってようか~?」と当初は参加することすら躊躇っていた家内も子供を励ましている内に辿り着きました。

また、私自身の価値観に大きな影響を与える人にも遭遇しました。本当に偶然ですが、8合目過ぎで、富士山の清掃活動でも有名な登山家の野口健氏に出会ったのです。(このことについては明日のブログで報告します。)

さて、富士登山と言うと最近は普通の観光ガイドブックにも載っていて、実は甘く見ていたのですが、実際に出発地点の五合目に帰り着いた頃には、足ががくがくでまさに膝が笑う状態で足を引きずりながら何とか帰りのバスまで辿り着きました。

ブログを読まれている方の中にも経験者がいらっしゃると思いますが、皆さんが登られた時はいかがでしたか?

富士登山の経路は主に4ルートあるのですが、今回の河口湖口からのルートは、2305mから3776mまで約1500mを登ります。1500mと言ってもピンと着ませんが、計算してみますと次のように例えられます。

 ・家の二階の高さが約3mですから、1500mの高さは、500階まで上り下りすることに匹敵します。

 ・東京タワーの高い方の展望台の高さが250mですから、1500mはその6倍。東京タワーに階段で6回上り下りすることに匹敵します。

なんとなくイメージして頂けると思います。

登山中に、心温まる光景に何回も出会いました。

 ・「一歩踏み出せば、頂上に一歩近づく、ゆっくり行こうや」と励ましながら一歩一歩ゆっくり登る老夫婦。

 ・泣きそうになる妹の手をやさしく引っ張りながら登る中学生くらいのお兄ちゃん。

 ・倒れて寝込む子供を根気強く励ますお父さん。

 ・高山病で8合目くらいで断念し、山頂まで行けなかった子供をなぐさめるお母さん。

実は、初日に標高2900mに位置する山小屋鳥居荘に到着した後に、我が家の子供たちも二人とも高山病の症状が出てしまったのです。長男は頭が痛いと訴え、次男は脈が異常に早くなり、二人とも苦しそうです。酸素缶を吸わせながら休ませて暫くすると症状が収まりますが、時間が経つとまた症状が出ます。翌朝起きてからも少し症状が残っているようでしたので、大事をとって下山しようかと何度も相談しましたが、時間はたっぷりあるので、症状が出る度に休息を取り、回復を待ってから再び上り始めるということを何十回何百回も繰り返し、遂には山頂まで辿り着きました。

登山の行程は次の通りです。写真はクリックすると大きくなります。

8/13(水)

五合目
11:30 バスで吉田口五合目(2300m)に到着。今から登る元気な人と下山したばかりで疲れ果てた人と対照的な雰囲気。

登山口
12:20 昼食後、登山口から出発。
 
6合目から
13:10 六合目(2390m)。この夏すでに4人の死亡事故が発生しているとの警告表示があり、気を引き締める。

7合目
14:40 七号目(2700m)を通過。

15:50 宿泊する山小屋鳥居荘(2900m)に到着。

17:00 夕食。

18:00 「ご来光を見るために皆さん夜中の12時位に出発されるので早めに寝た方が良いですよ」と山小屋の女将さんからアドバイスがあり、就寝。

19:30 雷雨の物凄い音で目覚める。窓の外を見ると真っ暗な中を徹夜の強行軍で山頂を目指す登山者が雨にずぶ濡れになりながら登山者が渋滞していました。本当にびっくりしました。

23:30 「山頂でご来光を見る方は準備して出発して下さい」とアナウンスがある。子供たちの体調がすぐれずに、山頂でのご来光を断念し、大事を取って朝まで休むことに。

8/14(木)

04:30 起床。

ご来光直前
04:45 ご来光直前。

ご来光
05:00 ご来光を拝む。雲の上での日の出はあまりに神秘的で太陽に感謝。

05:30 朝食。

岩場
06:10 鳥居荘(2900m)から登頂開始。

下山中
07:40 八合目(3000m)通過。

雲が眼下に
11:00 最後の山小屋(3450m)を通過。

13:40 ついに登頂。朝から登りはじめて、なんと7時間半。
     記念撮影、昼食、etc

14:20 下山開始。八合目くらいから膝に強い痛み。まともに歩けずにちょっと急な下りは後ろ向きにしか降りれない状態になる。

18:10 五合目に到着。足を引きずりながら何とかバス停まで辿り着くという有様。

登りに11時間、下りに4時間。合計で15時間。その間、それぞれ自分の限界に挑戦し一緒に登ってくれた家族に感謝したいと思います。

明日のブログでは、登山家野口健氏の活動についてご紹介します。お楽しみに!

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2008.08.17 18:43  | # [ 編集 ]

 富士山制覇、おめでとうございます。小山さん一家の団結力を感じます。我が家はまだ富士山へは行ってませんが、是非一度はトライしたいと思います。
 今回のような粘りと根性が今後の会社経営にも生かされるものと祈念します。

2008.08.17 22:20 URL | 薗田徹弥 #- [ 編集 ]

薗田様
コメント有難うございます。お陰様で大変良い体験をさせていただき感謝しています。おっしゃるように経営にも人生にも生かして行きたいと思います。今後ともご指導をどうぞ宜しくお願いします。

2008.08.19 00:06 URL | 小山貴史 #- [ 編集 ]

K様
コメント有難うございます。写真については遠慮なくどうぞどうぞです。子供たちとともに苦しさ乗り越える体験を共有でき本当に良い夏休みでした。またよろしくお願いします。

2008.08.19 00:11 URL | 小山貴史 #- [ 編集 ]












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