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東大赤門前にて
東大赤門前にて

今日は、ちょっと東大の本郷キャンパスに用事があり立ち寄りました。

用事とは、大変有り難いことなのですが、新産グループの木材の天然乾燥の仕組みによる省CO2効果を定量評価し、ゆくゆくは何らかの公的評価制度の中に盛り込めないかどうかを研究するという相談を東大から受けています。

英仏では既に住宅はゼロカーボン化を目指すことが政策として発表されています。英国は2016年が目標との文献を読んだことがあります。

一方日本でも、環境省ビジョンでは2050年頃には住宅のゼロカーボンを実現とありますが、今回の研究テーマは、居住時のゼロカーボンでなく、住宅の建築・居住・解体というライフサイクルを通してゼロカーボンを目指すという大変意欲的なものです。

略して、LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅と言います。

住宅の建築時のCO2発生は、およそ、木造が30~40トン、鉄骨が60トン、コンクリートが90トンくらいです。すなわち、LCCMを目指すにはまずは木造であることがベストです。

それから同じ木造でも、外国からの輸入材よりも国産材、それも近くの山の地域材が運送時のCO2排出が少なくベストです。ウッドマイレージという指標でも評価されます。地域材により数トンのCO2排出が減じられます。

さらに、木材は建築用材として使うときは乾燥が非常に重要となりますが、重油を使って人工乾燥を行うのでなく、太陽の熱と風の力で長期間(1~2年)にわたって、自然と乾燥させる天然乾燥の方がCO2を排出しないことは言うまでもありません。天然乾燥でおよそ数トンのCO2排出が減じられます。

前述において、数トンと表記しましたが、社内的な独自の試算としての数値は持っているのですが、万一間違ったデータだといけないので、東大による定量評価研究の結果を後日皆さんには正式に報告したいと思います。

これらの考察から、LCCM住宅への最短距離は、地域の木材を天然乾燥して立てる木造住宅で、かつ居住時にカーボンマイナスな状態であることとなります。

手前味噌ですが、まさに新産グループ、エコワークスのポジショニングが最も最短距離にあると言えるわけです。

今日、東大の方との打合せを行い、エコワークスの中期目標がはっきりしたような気がします。

民主党は温暖化ガス削減の中期目標を2020年に、1990年比30%減(2005年比25%減)を掲げて、経済界が反対しても断固として目指すと宣言しています。欧州からも賛意のコメントが多く寄せられていますが、私はこのことは日本人がエコノミックアニマルという国際的評価から脱却する千載一遇のチャンスでもあると思うのです。

そして、エコワークスは、2020年に、ライフサイクルカーボンマイナス(LCCM)住宅の比率を50%以上、かつ居住時のカーボンマイナス住宅の比率を100%にすることを目指したいと真剣に考えています。技術的には十分可能なのですが、それを実現しながらビジネスとして成立させることが高いハードルです。

しかしながら、今は2009年。あと11年もありますので必ず実現出来ると考えています。

それがエコワークスの社会へのお役立ち、存在価値だと思うのです。












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