盛和塾全国大会
盛和塾全国大会

紛失していたデジカメがやっと出てきました。幾つか持っているエコバッグの一つに他の資料と一緒に入っていました。今日資料を取り出した際にデジカメがポロリ。「あ~こんな所にあったんだ~!」と思わず叫んでしまいました。

というわけで、デジカメに残っている写真からのブログ報告です。

時は9月初旬に遡ります。場所は横浜。今年の盛和塾全国大会が開催されました。

盛和塾の全国大会には毎年出席させて頂いています。理由は経営者として正しい価値観を身に付ける為と長期的な会社存続のための精神的エネルギーを吸収する為です。このような機会に出席できる環境にあることにまずは感謝いたします。社員の皆さんとお客様の支えのお陰であるからです。その分、より一層正しく会社を経営したいと念じています。

さて、全国大会では全国からまた全世界から稲盛氏を信奉する経営者が集まります。今年は過去最多の2700名が会しました。二日間のカリキュラムは、約10名程度の会員経営者の方の経営体験発表(各2時間)と最後の稲盛氏の講話によります。

会員経営者の方の話は、不遇の逆境から壮絶な努力で経営にあたり絶体絶命の難局を乗り越えたり、一代で上場させたり、という成功体験が中心です。崇高なる人生に感動し、涙もろくない私ですら涙が出てくるような話ばかりです。私レベルの努力はちっぽけな事であると感じ、さらに勇気を持って挑戦しなければならないと、未来へのやる気がみなぎります。魂が奥底から震えるのです。

ただし、私は会社を大きくしたいとは考えていません。一方で会社の存在価値を大きくしたいと考えています。この存在価値について実は私にとっては歴史的な大きな出来事がありました。

最後の稲盛氏の1時間の講話の中で、なんと半分以上の時間を使って、地球環境問題について触れられたからです。これまでは、「心を高める、経営を伸ばす」というテーマで心を正しく高めることが会社を成長させることになるという、いわば経済成長が大前提だったように思いますが、今回の講話では、持続性のある環境保護が大前提で経営を考えなければならない。そこには、利他の心が必要という講演要旨だったのです。

日本の経済人の中でも世界的に影響のある経営哲学を持つ同氏が地球環境保護を中心に話をされることに驚きと同時に感銘を受け、いまエコワークスが目指している価値観がより正しい方向に向かっていると本当に励みになりました。

稲盛氏の講演要旨(前半のみ)を紹介いたします。

-----------------------------------------

宇宙の誕生137億年前。46億年前に地球誕生。人類の起原は700万年前。ホモサピエンスとしてエネルギーの循環を受容する歴史であったが、18世紀の産業革命を機に、エネルギーを支配する歴史
が始まった。資源が無尽蔵との錯覚のもと物質文明、大量生産、大量消費、大量廃棄を繰り返し、物質的に豊かな社会を築いてきました。地球46億円の中で俯瞰すれば、生物の一部に過ぎない人類がわずかな期間で、化石エネルギーという過去のエネルギーの蓄積を使い切ってしまおうとしているのです。

多くの科学者が、100億人の人口になって、今の発展途上国が先進国並みの物質的な豊かさを求めれば、エネルギー、食糧、水は、100億人は絶対に養えないと言っています。かといって、発展途上国の経済成長を抑制するわけにもいけませんし、先進国の豊かさも逆戻り出来ません。

昨年からの金融崩壊は、行き過ぎた資本主義の崩壊でもありますが、そこには拝金主義的な資本主義の思想が根底にあります。 そこで、今の資本主義をより節度のあるものに変えて行くべきと考えるのです。倫理観と道徳観をもって、利他の心で、足るを知るという言葉通りに、過剰なる欲望を抑え、人類が地球に与える負荷を抑えなければと心から危惧しています。

足るを知り、エネルギー消費を大きく抑制すること。産業や社会のあり方を大転換しなければならない。利己から利他へ。資本主義社会の是正が必要なのです。経営者は自己愛から脱却し、社員のため、お客様のため、社会のため、全てのものとの調和を図りながら、会社を運営していかねばなりませんが、これからは地球環境との調和が極めて重要になってきます。

経営に私心は禁物です。私心なかりしか動機善なりや、これが世の原理です。人類の歴史を俯瞰的にみるとき、人類の未来を展望するとき、決して明るい未来が展望出来ない状況を危惧しています。

しかしながら、経営者には使命が有ります。企業が無ければ法人も個人も納税が無いので国家が成り立ちません。誰にも負けない努力で社員の雇用を維持し、納税を通じて、国家の繁栄への貢献することの喜びが経営者に与えられる最大の報酬だと思うのです。

新しい倫理観、新しい道徳観から資本主義を再構築する必要があります。利他は現世だけでなく、未来に向けて利他を考えなければなりません。拝金主義から脱却し、心を高めながら生きる事が本当の人の道なのです。

自壊への危惧から今日は新たな視点でお話をしました。

利己から利他へ、私たち経営者は、この利他を、社員やお客様や地域社会だけでなく地球環境保護にも向けなければなりません。

稲盛和夫

-----------------------------------------

要旨を書き終えての所感です。

エコワークスの目指すべき道がより一層見えてきます。 この価値観のもとに、お客様の住まいづくりに一つ一つ取り組んでいければと思います。

どうか私どもの企業理念へのご理解とご支持を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://ecoworks.blog60.fc2.com/tb.php/674-cf22e637