学会看板
日本臨床環境医学会第19回学術集会

先週は日本臨床環境医学会学術集会(所謂学会)へ参加いたしました。

ここ10数年間ほぼ毎年学会に参加し、住環境と健康の問題について学びを深め、建築実務への反映を繰り返して参りました。(建築関係者としては最長参加歴と思います)

学会場
学会場

今年も色々な研究成果の発表をお聞きし、建材などに含まれる揮発性化学物質の慢性毒性についての様々な事例を学び、建材や工法の選定には注意を要することの認識を深めています。

特別講演として、学会の創設者で日本のシックハウスの権威でいらっしゃる石川哲先生の講演がありました。今回で学会への参加などを引退されるようで、最後に下の写真のようなメッセージを若い研究者達に残して下さいました。

学会の終わりに
石川先生の最後のメッセージ

石川先生の講演の中では、シックハウスや化学物質過敏症などが社会問題になる初期において、主流派の医師達が「シックハウスや化学物質過敏症などあり得ない」等と批判を繰り返し、病期として認定されるに至るまでに大変な苦労があったことをしみじみとお話されたことが心に残りました。(病期として認定されないと医師が診断しても診療報酬が出ないので誰も治療に取り組めないということななのです)

多くの医学系団体は、化学業界から資金援助をうけており、化学物質の慢性毒性についての危険性を訴えることはスポンサーの利益に相反するわけです。

アメリカで数十年前に農薬の毒性を訴えて国家から迫害されたレイチェルカーソン女氏の人生がダブります。

レイチェルカーソン女氏についての私のブログは、こちら。

いつの時代も先駆者は批判を浴びます。

その批判を乗り越えて新しい価値を生み出す勇気を学ばせていただいた学会参加でした。












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